県内ブロガーさんの記事で見て、以前から気になっていた沖縄そば屋さん『麺家にらい』。
場所が沖縄本島の東側となる中城村でして、あまり足を伸ばすことがない地域だったのですが、この日はドライブがてら訪問してみたら、お気に入りのお店になってしまった、というお話です。
『麺家にらい』の場所と駐車場
お店の場所は中城村の当間という地域にある吉の浦公園近くとなります。
お昼前に到着したにも関わらず既に店内は一杯、かつ空席待ちのお客さんも数組いました。この辺りには他にも『くわっちぃやー』『ちゅるげーそば ながくすく古民家』『愛ちゃん食堂』といった数件の沖縄そば屋さんがあるようなのですが、それでこの状況というこは、けっこうな人気店の予感がします。
『麺家にらい』はカウンター席、テーブル席、座敷席
お店前に設置されたベンチで待つこと10分ほど。名前を呼ばれて入店となりました。店内は意外と奥行きがあって、手前側はテーブル席、カウンター席、奥の方に座敷席がありました。キャパは40席くらいかなぁ。
今回は一番奥のテーブル席に案内していただきました。開放感のある大きな窓には、新鮮な庭の緑と梅雨明けの青い空が広がります。あぁ、何だか楽しくなってきた。
『麺家にらい』のメニュー
着席してメニューを眺めること1分。お店のスタッフさんから「〇〇さん(私の名字)、決まりましたか?」と声を掛けられました。入店待ちリストに名前を書いてはいましたが、普通、お店の方に名前で呼ばれることは無いので少しビックリしました。
でもこれはこれで親近感が湧いたというか、一人ひとりのお客さんを大切にされてるんだな、というのが伝わって、何だかほっこりと嬉しい気持ちに。へー、こういうお店もあるんですね、面白い。
うちの子は麺類が好きで、小学生低学年時にははなまるうどんのざるの中サイズを一人で食べていました。なので多少のボリュームはイケるだろうということで、子どもは「沖縄そば」の大を、私は「なんこつソーキそば」の大をオーダー。またセット価格で100円になるじゅうしいも1つお願いしました。
お水やおしぼりはセルフとなっております。冷たいさんぴん茶がさわやかで美味しかった。
『麺家にらい』は一つ一つの要素が旨い!
オーダーからお料理到着まで10-15分ほどだったかな。混んでるとはいえ沖縄そば屋さんとしては時間がかかる方にも感じましたが、提供いただいたおそばを見て、また味わってみたら「うん、それくらい時間かかるよね」という内容でした。
というのも『麺家にらい』のお料理は、一つ一つの要素全てに工夫が凝らされていて、しっかりと丁寧に作られているんです。
例えば「沖縄そば」には一般的な煮付けの三枚肉ではなく、バナーで香ばしく炙られたスーチカーが添えられています。また「なんこつソーキそば」のソーキもトロットロに煮込まれててとにかく旨い。
透明度のあるすっきり目のスープは、味の濃さで勝負はせずにダシの旨味を感じさせてくれます。着色していない針生姜はピリリとしてて、スーチカーやソーキの脂身のしつこさを中和してくれます。それぞれがかなり大きな仕事をしていて、存在感がメチャクチャあるのです。
で、その中でもガッツリ主張をしてくるのが麺。太めの丸麺なのですが、これがなかなかモチモチしてて歯ごたえあり。なんだこれ初めてだ。スープともよく合ってる。やばい、このお店、うまいぞ。
という感じで、メチャクチャ満足なランチとなった『麺家にらい』の沖縄そば。
お料理の味はもちろんでしたけど、子連れのファミリー客への配慮や、お客さんを名前で呼ぶというちょっとユニークな接客など、かなり印象的で魅力的で美味しくて大好きなお店となりました。
これまで中城村はあまり馴染みはなかったけど、今後の週末はドライブコースとして候補に上げてみようかな、と感じさせてくれる楽しいランチでした。ごちそうさまでした!
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