沖縄のガイドブックや情報サイトにはかなりの高確率で登場している、沖縄県を代表する沖縄そば屋さん『首里そば』。
沖縄県民である私も当然ながら以前からその存在は知っていたものの、かなりの人気店とのことで「行列必至、駐車場も入れない」などの情報もあり、これまで長いこと二の足を踏んできました。
でもこの日、平日にお休みが取れたこともあって、チャンスとばかりについに初訪問となりました!
『首里そば』の場所
『首里そば』の場所はその名の通り、那覇市の首里エリアにあります。
とは言っても、「首里」と名前がつく地域は道が複雑なことが多く、『首里そば』も例にもれず、私はGoogleマップのお世話になりアクセスしました。
今日は平日かつ開店直後の11:32分に到着しました、が…
2台縦列×3列=6台停められる駐車場は既にほぼ満車。この日はギリで停められたけど、本当にウワサ通りの人気店のようです。土日祝日はどうなっちゃうんだろう。
『首里そば』の店内
さて、車を停めたらさっそく入店です。玄関で靴を脱いでアルコールで手指を消毒、店員さんに席を案内していただきました。
レトロというかノスタルジーというか、とても趣ある店内。基本はテーブル席で、よくは見えなかったけど入って左奥には座敷席もあるようです。全席で30席くらいかなぁ。それらもあっという間に埋まっていきました。
『首里そば』のメニュー
さて、席を確保して一安心。メニュー表を眺めます。
沖縄そばに関しては『首里そば』一択で、サイズが大・中・小(お子さま)と分かれていて、それぞれが600円、500円、400円となっております。人気店ながらもリーズナブルな価格設定がうれしいですね。
今回は私と子どもでの来店。首里そばの大(600円)と中(500円)、それからじゅうしい(200円)も注文しました。
首里そば、着丼
私たちが注文し終えた時には、すでに空席待ちのお客さんの列ができていました。こりゃ本物の人気店だ。期待が高まってしまう。。
セルフの水を飲みながら、店内を眺めながら7-8分くらいでしょうか。首里そばの提供となりました。
初めて目の前にする『首里そば』は情報通りの細麺です。透き通ったスープがこれまた上品でいい感じ。
で、写真をカシャカシャ撮っていた私よりも先に麺を口にした子どもが「なにこれ、おいしい!」とのこと。まじか、更に期待させてくれるな。
私もさっそくいただいてみます。
細いながらもお箸で持ち上げた瞬間にわかる麺のコシの強さ。これもまた事前情報通りでしたが、いざ噛み進めてみると何だこの歯ごたえ。想像以上でした。
以前に食べた中城村の麺家にらいの麺もコシを感じたけど、それの更に上をいくコシの強さです。これは初体験だわ、おもしろい。
で続いてスープをすすってみます。
カツオを感じる香りと、少し強めの塩っけを感じる味わいでした。もちろん美味しいではあるけれど、この麺ほどのインパクトはないかなぁ。全く悪くはないのですが。
でもうちの子はかなり気に入ったらしく、「おいしい」と言いながら最終的にスープを全部飲みきってしまった。夕食は塩分控えめ、野菜マシマシのメニューにしよう。。
ちなみにこちらのお店には紅生姜がなく、おそばの上に添えられた針生姜がデフォルトらしいです。が、ワタシ的には紅生姜の方が合っていたかな、という気もしました。麺のボリュームがあるため、食べ進めていくうちに味変がほしいな、と。それには針生姜ではなく、自分で添えられる紅生姜の方が嬉しかったかなぁ。
そしてガッツリ載ってきた三枚肉と赤身系(かな?)の肉を食べてみる。うん、これは普通でした。
そんなこんなで初体験の『首里そば』。とにかく麺のインパクトが強かったぁ。そのせいでスープとかお肉とかの印象が薄れてしまうような気さえします。
でも人気店でありながら、大盛り600円で提供を続ける地元民にも愛されるお店で、店員さんも忙しい中でも親切に対応してくださって、とても楽しく食事が楽しめました。
それと、お客さんはひっきりなしに訪れますが、回転はそれほど悪くなさそうなので、長くても30分も待たずに食べられるんじゃないかなぁ。まぁ沖縄では30分も十分長いし、土日祝日はどうなってるか分かりませんが。
ただ一点、駐車場が縦列駐車なのが少し難ありかなぁ、とも。実際私も縦列の道路側に停めていたため、食事中に車の移動をすることになったし。落ち着いて食べるためには近隣にあるコインパーキングに停めるのも手かと思います。
コシの強い麺としっかりボリューム、コスパも悪くない『首里そば』。ごちそうさまでした!